錬成館道場の鍛錬器具

こんにちは、少林流松村正統錬成館の下地です。

僕の道場には空手の鍛錬器具がいくつかあります。これらの鍛錬器具は腕や足を鍛えるのはもちろんのこと、突きや蹴りの意識の鍛錬にもなります。

まずは定番の巻き藁です。この巻き藁は僕の師匠である喜納先生から譲り受けたものです。

少林流松村正統錬成館の巻き藁(鍛錬器具)

よく空手道場でみるような薄い板の撓る巻き藁とは違い、藁を巻いている板は厚く、その後ろにスプリングが施されています。僕はこんな巻き藁、はじめてみました(笑)。

この巻き藁に突きを打ったときの感触ですが、なかなか良い感じです。しなることなく、かといって固いわけでもなく。適度にしなる感じが僕にはいい鍛錬になっています。

ちなみに、少林流松村正統錬成館の巻き藁に対する考え方はこうです。

「巻き藁は拳タコをつくる為ではなく、拳がケガをしない為に鍛える」

というもの。

ムダに拳タコをつくるのは武術的にも意味がないと考えています。巷では、拳をわざと傷つけて拳タコをつくるような空手家もいますが、拳タコと突きの威力に相関関係はありません。

まぁ、素人に対して、見た目で威圧的にアピールできるかもしれませんし、拳を痛めても突くという行為に根性たるものがつくかもしれませんが。武道家からしたら「拳タコがあるから何?」と思ってしまいます。

余談ですが、昔の空手家は朝に巻き藁の稽古をして、朝一の小便で拳を洗ったといいます。理由は、当時流行っていた破傷風の予防らしいです。

先人の空手家たちは、小便の酸で破傷風の菌を殺菌していたのでしょうね。「ちょっと汚い」と思うかもしれませんが、当時の沖縄は戦争や何やかんやでどこも貧しく、ろくに薬も買えなかった時代だったわけです。まぁ、朝一の小便での殺菌は、先人の知恵ということでしょう。

因みに、朝一の小便は、医学的にも良いという話があります。どっかのお国では、朝一の小便を飲むらしいし、ここ日本でもそんな健康法が一時期流行っていましたからね。なお、僕はそのような健康違法はしないので誤解のないようお願いします(笑)。

さて、僕の道場では巻き藁の稽古後に塗る薬用酒があります。この薬用酒は数種類の薬草を泡盛につけて熟成させたもので、破傷風予防や傷ついた拳を癒してくれる民間薬です。

巻き藁後の拳を癒す薬用酒

そのままでも飲める薬用酒ですが、巻藁鍛錬の後用にとつくりました。

この薬用酒については別途、記事にしていきたいと思います。