奥三河の花祭りは怖い?愛知県の伝統的な行事、花祭りについて詳しく知ろう | 夢を叶える日常生活

奥三河の花祭りは怖い?愛知県の伝統的な行事、花祭りについて詳しく知ろう

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amazon利用者にはおなじみの

 

日本は歴史が長く、

昔から神事が各地で盛んだったせいで

たくさんの民間芸能が残っている。

 

奥三河では花祭りと呼ばれる

独特の雰囲気のある神事が伝わっていて、

参加者からは怖いと評判になっている。

 

 

各地の神事は数え切れないくらい種類があるので、

すべてを体験することは難しいが、

 

この花祭りは民間芸能の中でも

かなり名が知られていて、

識者に言わせれば必見のお祭りらしい。

 

この記事では、

奥三河で催される花祭りについて紹介していく。

 

 

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花祭りってどんなお祭り?奥三河の歴史や伝統について解説

 

 

花祭りは長い伝統のあるお祭りで、

およそ700年の間、奥三河地方に伝承されている。

 

花祭りは、湯立神楽という

神事の流れから始まったとされているが、

 

仏教的な思想も受け継いでいるとされ、

歴史的な背景ははっきりしない。

 

たとえば、奥三河の花祭りの目的は、

五穀豊穣や無病息災であることから、

神事の性質が強いように思えるが、

 

一方で花祭りの「花」は、

「生まれ清まり」という思想のもと、

 

「大法蓮華の花を手にする」という

仏教的な発想が根本にあるらしい。

 

 

いずれにしても奥三河の花祭りは歴史が長く、

奥三河にとって大切な文化であることは間違いない。

 

 

さて、奥三河の花祭りが

怖いといわれている理由について。

 

花祭りでは、主役として鬼が登場する。

というより鬼がたくさんいて、

彼らが夜通し踊るのだ。

 

しかも鬼の面がかなり大きく、

それだけでインパクトが大きいのに加えて、

 

さらに掛け声も

「てーほへてほへ」という独特なフレーズだ。

 

この一見オドロおどろしい雰囲気が

このお祭りを怖いと思わせる原因になっている。

 

ただ、この鬼はいわゆる悪者ではなく、

逆に神様としての認識だ。

 

特に榊鬼と呼ばれる鬼は、

山見様、榊様と呼ばれて、

 

お祭りの主役中の主役であり、

地元の人々からは

とてもありがたい存在とされている。

 

 

独特の文化を持つ花祭りは、

地元民の熱心さも有名だ。

 

さすがに最近では過疎化が進み、

お祭りの存続危機も囁かれているが、

 

地方の小さな民間神事がここまで有名、

且つ続いているのはとても価値のあることだ。

 

 

少し前の話題になるが、

花祭りをベースにしたドラマが2009年に製作、

放送されていて、

 

この奥三河の主人公が

花祭りの文化を残すべく奮闘する内容になっている。

 

驚きなのはキャストで、大滝秀治、

橋爪功などの大物俳優が名を連ね、

その年の文化庁芸術祭参加作品になっている。

 

このことからも、

この地方にとって花祭りがいかに

特別な存在かがわかるというものだ。

 

 

奥三河の花祭り 怖い鬼は本当はいい鬼?花祭りの楽しみ方や開催時期をご紹介

 

 

紹介したように奥三河の花祭りは、

鬼が登場するので怖いイメージがあるが、

実際には鬼は神様であり、逆にありがたい存在だ。

 

そして、この祭りは踊りという特徴もある。

奥三河の花祭りは、霜月神楽の一つで、

 

神や自然界の力が弱まる旧暦の11月に

魂の再生や更新のために行われるもので、

音楽や舞を鎮魂の方法としている。

 

つまり花祭りは鬼を怖い悪者とするのではなく、

神様としての鬼が踊ることで厄をはらい、

豊穣を祈るという神事なのだ。

 

 

この花祭り、独特のお祭りなのだが、

見るだけの楽しみ方では物足りないし、

その魅力は理解できない。

 

一晩中踊り続けるのがこのお祭りの特徴で、

わりと何でもありの内容だ。

 

開催地のホームページにも見に来るだけでなく、

参加を呼びかけていて、

 

振舞われるお酒と共に、

観光客にも一緒に踊ることを勧めている。

 

 

この花祭りは「寒い、眠い、煙い」と表現され、

一晩中お祭りに参加することで

どっぷりはまる人もいるようだ。

 

祭りの開催時期は概ね、同じ時期で年末年始が基本だが、

地域ごとに少し違っているので、

詳しくは奥三河の観光サイトなどで調べておこう。

 

 

まとめ

 

奥三河の花祭りについて紹介した。

 

日本には有名な神事や民間芸能がたくさんあるが、

この花祭りは中でもかなり独特な雰囲気のお祭りだ。

 

日本のお祭り好きで

メジャーなお祭りに飽きてしまったのなら、

かなり「くせ」の強い奥三河の花祭りは相当お勧め。

 

「寒い、眠い、煙い」のが

「くせ」になるかもしれない。

 

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