牡蠣の美味しい季節が近づくと、
いろんな料理を思い浮かべては
どこへ行こうかと思いを馳せる。
しかし心配なのは食中毒。
高確率であたるイメージがある。
生牡蠣は何故あたるのか？
美味しい食べ方もご紹介していこう。
松島の牡蠣にあたる？牡蠣小屋フィーバーで食中毒発生？何故あたるのか？
牡蠣で有名な松島で40人以上もの人が
牡蠣にあたるということがあった。
また京都の牡蠣小屋フィーバーでも
食中毒が発生した。
牡蠣は低脂肪・高たんぱくで
ミネラルの豊富な栄養満点の食材だ。
別名「海のミルク」とも呼ばれている。
ただこうした食中毒の話題が尽きることはないので、
牡蠣はあたりやすいというイメージが強い。
牡蠣はそんなに危険な食材なのだろうか。
ふぐのように限られた部位を除去すれば
大丈夫ということではないので、
美味しく安全に食べるには
何故あたるのかということも
知っておいたほうがいいだろう。
松島で牡蠣にあたるということも、
牡蠣小屋フィーバーで食中毒が発生したことも、
よく調べてみると生牡蠣ではなく
加熱した牡蠣に当たっている可能性が
高いことが分かった。
そもそも牡蠣小屋では加熱調理する牡蠣しか
食べられないので、生牡蠣は提供されていないのだ。
では何故あたるのか。
牡蠣にあたる理由として、貝毒にあたってしまう、
腸炎ビブリオなどの細菌に感染する、
ノロウイルスに感染するということが考えられる。
貝毒は人体に有害なプランクトンを
摂取することで下痢や腹痛などに襲われる。
腸炎ビブリオやノロウイルスに関しては
牡蠣だけではなく、梅雨時期などにも
多く感染者が発生する。
こういった食中毒には特効薬がないので、
とにかく腹痛に耐え、トイレと共に過ごし、
治るまで我慢するしかない。
特に牡蠣はあたると腹痛がひどいらしく、
もう二度とあたりたくないと
牡蠣そのものを食べることが
できなくなってしまう人もいるくらいだ。
対策としては、貝毒の原因となる
加熱しても死滅しないプランクトンが
発生する時期の4～5月は
なるべく牡蠣を摂取しないこと。
また旬の時期などの牡蠣で加熱調理する際は、
ウイルスや細菌が死滅する
85℃～90℃で90秒以上の過熱をすること。
また食事前には手を洗うことや、
調理したまな板や包丁などの
調理器具にも気を配ることが大切だ。
牡蠣小屋フィーバー食虫毒の原因は？生牡蠣は何故あたるの！？牡蠣の美味しい食べ方！
松島で牡蠣にあたる、
加熱調理をした牡蠣を食べる
牡蠣小屋フィーバーでの食中毒は
加熱不足だったという可能性が高い。
加熱する際は、はやる気持ちを抑えて、
しっかり基本を守って調理していきたい。
生牡蠣は何故あたる！？牡蠣の美味しい食べ方！
生牡蠣は生で食べられるように
殺菌消毒されているので、
購入する際は必ず「生食用」と
表示のあるものを購入すること。
殻付きのものは、殻の表面に
ノロウイルスなどが付着している可能性があるので、
直接口をつけて食べることは
リスクが高まることに気を付けていれば
ほぼ大丈夫だと思われる。
しかし、体調不良のときや食べ過ぎには注意して、
心配な時はしっかり加熱することが大切だ。
とはいえ、牡蠣はやはり生食が一番美味い。
レモンやしょうゆをたらして、
とゅるんっと口に入ってくるあの感覚はたまらない。
牡蠣料理といえば、カキフライや焼き牡蠣が定番だが、
クリームソースとの相性もいいので
グラタンやドリアに入れるのもオススメ。
鍋料理に入れても最高！
土手鍋、炊き込みご飯にもとても合う。
ちなみに自分はニンニクたっぷりの
アヒージョにするのが一番美味くて好きだ。
和食にも洋食にも合うので、
美味しい食べ方をぜひ見つけてほしい。
まとめ
牡蠣小屋フィーバーで食中毒、
松島で生牡蠣は何故あたる！？というのは、
加熱が不十分だったという可能性が
高いことが分かった。
生で食べるときも、
基本的な注意点を守れば怖いことはない。
グリコーゲンや亜鉛も含まれる栄養豊富な海の食材を、
正しい知識をもって美味しく食べたい。
